歯科にとって欠かせない存在

不衛生な状態が少しでも残ると、院内感染が起こります。 患者に迷惑をかけますし、最悪の場合は命に関わります。 だから歯科では、院内感染を絶対に起こさない対策が欠かせません。 その対策の一つが超音波洗浄機です。 医療機器の汚れを隅々まで落とし、清潔な状態を保っています。

どうやって綺麗にするのか

超音波洗浄機は、水の中に泡を発生させます。 その泡が破裂した瞬間の衝撃で、こびりついた汚れを剥がす仕組みです。 この方法なら、固まった血液のような頑固な汚れも落ちます。 だから歯科で重宝されています。 なお歯科で使う機種は、低周波のものがほとんどです。

感染症を発生させないため

歯科には、たくさんの医療機器があります。
患者の口の中に入れて使うものが多く、1回使ったら綺麗に洗わなければいけません。
医療機器を患者同士で使い回せば、感染症を起こす恐れがあるからです。
しかし大量の医療機器を人の手で洗うと、負担が大きくなります。
洗浄に時間を取られ、他の仕事にまで手が回りません。
そこで歯科では、超音波洗浄機を導入しています。
この機械があるおかげで、医療機器を素早く洗えます。
超音波洗浄機は、泡の力で医療機器に付いた汚れを落とします。
こびりついた血液や唾液も綺麗になり、安全な状態で次の患者の治療に使えます。
この時に起こる作用を、キャビテーションと呼びます。
泡が潰れる瞬間の衝撃が、汚れを剥がしてくれる仕組みです。
また、超音波洗浄機ごとに出せる周波数の高さが変わります。
周波数が低いほど洗浄力は高まります。
だから歯科では、20kHzから40kHz程度の機種が選ばれています。
歯科で超音波洗浄機が使われる理由は二つあります。
短時間で洗い終わること、そして医療機器の全体をしっかり洗えることです。
歯科では、細長いものやねじれたものなど、特殊な形の医療機器を使う機会が多くあります。
こうした器具をスポンジやブラシで洗うのは大変です。
無理に洗えば汚れが残り、院内感染の原因になります。
だから細かい医療機器ほど、超音波洗浄機に任せています。
人の手では届かない溝の奥まで、泡が入り込んで汚れを落としてくれます。
安全な治療を続けるために、超音波洗浄機は欠かせない設備です。

細かい医療機器でも洗える

形が複雑な医療機器を手で洗うのは大変です。 しかし超音波洗浄機なら、形に関係なく数分で綺麗にできます。 この手軽さが、歯科で選ばれる理由です。 しかも器具を強く擦るわけではありません。 医療機器にかかる負担が小さく、長く使い続けられます。


ページ
Topへ